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Flower shop POPPY

















宇和島市吉田町で営業されていたフラワーショップを市内中心部へと移転させる計画です。
移転先の敷地は歴史ある和霊神社の近くにあり、目の前には宇和島市内を貫流し、牛鬼まつりの「走り込み」の拠点にもなっている須賀川が流れています。その須賀川沿いに流れる光と風を、既存建物の耐震補強と併せて新たに設ける吹抜けによって店内へと導くように設計しています。お店の内外に置かれた植物の枝葉や花々は、須賀川からの風により「壁」を背景としてソヨソヨと揺れ動き、吹抜け上部から差し込んだ光によって生じた木洩れ日が「床」へと落ちていく、その様子自体がお店の「インテリア」となることを意図しています。
そのため店内外共に華美な装飾や凝った演出は控え、「下地」や「補修」に使われているような材料をそのまま仕上げとすることで、植物や花々のアレンジメントのための「背景」としての性格をより高めるようにしています。
お店の敷地内には大きな桜の木があり、その傍にウッドデッキやベンチを新たに設けることによって、誰もが気軽に立ち寄れる「広場」のような大らかさをもつお店として計画しています。
襖絵:Shoko Otake
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